X線分光撮像衛星XRISM │ JAXAX線分光撮像衛星XRISM

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ニュース 延長運用期開始のお知らせ

 本日、XRISMは2023年9月7日の打上げからちょうど3周年を迎えました。これまでの皆様からの多大なご支援とご協力に厚く御礼申し上げます。XRISMは当初計画では3年間のミッション期間を設定しておりましたが、宇宙理学委員会による科学レビュー等を経て、2030年3月までのプロジェクト延長が決定しました。もちろん、観測機器が健全で、継続的な科学成果創出が期待できる限り、それ以降もできるだけ長く科学観測を続けていきたいと考えております。

 XRISMの主力検出器であるリゾルブ(Resolve)は、現在もゲートバルブ(真空保護膜)の開放に至っておりません。しかしながら、鉄の輝線や吸収線が検出される 6-9 keV のエネルギー帯で当初の予定を大きく上回る分光性能が得られ、これまで画期的な科学成果を数多く挙げてきました。今後3.5年間の延長運用期においては、戦略的な大型科学観測プログラムなどの新たな科学運用に挑戦するとともに、ゲートバルブの開放に向けて最大限の努力を続けます。

延長運用期の開始に伴い、プロジェクトも新体制へと移行します。これまで研究主宰者(プリンシパルインベスティゲータ)を務めた田代信(埼玉大学)はミッションサイエンティストに就任し、代わってこれまで副プロジェクトサイエンティストを務めた山口弘悦(ISAS/JAXA)が研究主宰者を引き継ぎます。また、新たな副プロジェクトサイエンティストとして野田博文氏(東北大学)を迎えます。衛星の科学運用については、これまで通り、若手を中心とした精鋭チーム(写真)で取り組んで参ります。新たなステージに入ったXRISMプロジェクトを、今後ともよろしくお願いいたします。

 なお、打上げ後の定常運用期間においては、主に以下のメーカーの皆様にご支援をいただきました(順不同)。

  • 宇宙技術開発株式会社:衛星運用支援全般
  • 日本電気株式会社(NEC):衛星システム開発担当
  • 住友重機械工業株式会社:Resolve 冷凍機システム開発担当
  • 富士通株式会社:衛星管制・データ伝送システム整備担当
  • 三菱重工業株式会社:Xtendシステム、Resolve PSP開発担当